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僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?(星海社新書)

読書感想

  前回紹介した為末大さんの本↓の仕事バージョンかと思って見直してみましたが、全然違いました。

 

toshihisa1527.hatenablog.com

 

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諦める力(プレジデント社)

読書感想

 前回「やり抜く力」という本を紹介しました。書いた通り、この本は私の考えとは一致しないところが多かったです。情熱と粘り強さがあっても、出来ないものは出来ない。才能という高い壁があって、それはどうあがいたところで乗り越えられるものではない。これが私の考えです。

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やり抜く力(ダイヤモンド社)

読書感想

 ペンシルバニア大学の心理学の教授が書いた本です。この本によれば、成功するために必要なのは才能では無くやり抜く力(グリット)であるという事です。そして、やり抜く力を構成するのは「情熱」と「粘り強さ」だと。

 

 大して自慢できるような事を成し遂げた事が無い立場の人間からすると勇気づけられる主張ですが、ちょっと納得できない内容でした。

 

 成功するために必要なのが才能ではないと主張する根拠の一つが、ウェストポイント(米国陸軍士官学校)での研究です。ウェストポイントは入学するのがとても難しい学校で、学力、体力共に人並み外れた学生しか合格できないそうです。その難易度は、ハーバード大学に入学するよりも高いのでは、と言われているくらいらしいです。ただ、そこに入学できた学生の5分の1が、卒業を待たずに辞めてしまうと。で、最後まで残るのは決して能力が優れた学生では無く、やり抜く力がある生徒だというのです。

 

 これを読んで、「うーん、そうか?」と思いました。

 

 まず、ウェストポイントに入学できる時点で、相当才能がある人間なのではないか?と思いました。ずば抜けた学力に加えて運動神経も優れた学生しか入学できないのであれば、この集団の中で能力が高くないと言っても、一般的な学生よりも優れた能力の持ち主と考えるのが妥当でしょう。彼らには、元々トップクラスになれる素質、つまり才能があったと思います。

 

 もう一つは、卒業するまで頑張り続けたことが成功と言えるのか?という事です。別にある一定の期間頑張り続けることは、我慢できる人ならだれでもできます。でも一定期間頑張り続ける事と、何か具体的に物事を成し遂げることはちょっと違うと思います。語弊を恐れずに言えば、「24時間不眠で働けと言われて見事働き続けた=成功」というのは違うんじゃないか?という感じです。具体的にその24時間で何を達成したのか、それが成功の基準となるべきだと思います。何をもって成功と言うのかはっきりしない、という事でもあります。

 

 

 私はずっと野球をしていましたが、スポーツの世界では必ず元々もっている能力に違いがあります。この選手はどんなに頑張っても、決してプロ野球選手にはなれないなという人がいます。野球で飯を食っていくというのが成功の基準となるのであれば、彼は決して成功できません。勿論練習すればそれなりに上達しますが、そこには絶対的な才能の差があって、努力なんてもので補う事が出来ないのです。

 

 そんな選手でも、高校野球の3年間きつい練習を我慢して卒業したら、それは成功となる。この本の主張にそって考えると、そんな感じになると思います。努力し続けても、結局試合に出れなかったら成功とは言えないんじゃないでしょうか。それなら、さっさと野球は諦めて、自分が勝てそうな分野(勉強でも音楽でも他のスポーツでもなんでも良いですが)で他人よりも優れた結果を残す方が良いと思います。

 

 

 成功した人間はほぼ間違いなく情熱をもって粘り強く努力してきたのでしょう。でも、だからと言って情熱があって粘り強く頑張ったから成功できるわけでは無いと思います。もちろん例外もあるでしょうが、情熱があって粘り強く頑張った人達の中で、才能もあった人が成功したというパターンが大多数ではないでしょうか。A(情熱をもって粘り強く努力した)だからB(成功した)が成立しても、Bでない(成功していない)からAでない(情熱をもって粘り強く努力していない)とは言えませんので、他人にそんな発言をしないように心がけようと思いました。

 

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

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