UCLA Anderson MBA留学記 

MBAのこと、LA生活や趣味のこと、地元山陰のことetc

UCLA Anderson Japan Trip 2017

 春休みのUCLA Anderson Japan Tripから帰ってきました。今回は総勢106名、一部参加者も含めると120名近くの大人数でした。昼から飲んで観光して夜遅くまでまた飲んでと、まだまだ疲れがありますが、とりあえず大きなトラブルなく旅行を終える事ができました。

 

 旅行は3月26日からはじまりました。日中は大阪と京都のオプショナルツアーを企画し、約40名が参加しました。夜に大阪の焼き肉屋に集まって、全体の旅行がスタートです。

 

f:id:toshihisa1527:20170404182538j:plain

 よく27日には京都に移動し、伏見稲荷、黄桜酒造の伏水蔵、太秦映画村、清水寺を巡りました。

 

f:id:toshihisa1527:20170327194627j:plain

 夕食の会場には舞妓さん、芸妓さんを呼びました。日本人にとっても貴重な経験です。

 

f:id:toshihisa1527:20170404182557j:plain

 夜は数人を立ち飲みバーや居酒屋に案内して、ごく普通の日本人の飲みを経験してもらいました。軟骨の唐揚げ、ホタルイカの沖漬け、馬刺し等、アメリカではまず食べないであろうメニューに挑戦、皆恐る恐る食べていました。

 

f:id:toshihisa1527:20170328094100j:plain

 28日は京都で終日フリータイム。私は約70名での京都オプショナルツアーに参加しました。座禅でじっとしているのは彼らにとって非常に難しいようでした。その他金閣寺や嵐山の竹林、モンキーパークに行きました。

 

f:id:toshihisa1527:20170329101416j:plain

 29日は名古屋に移動、トヨタの工場を見学しました。オペレーションの授業でトヨタのケースを扱っていたので、学んだことを実際に目で確認する事ができてとても興味深かったです。

 

f:id:toshihisa1527:20170329135024j:plain

 午後は新幹線で河口湖に移動。一車両貸し切りです。

 

f:id:toshihisa1527:20170404183556j:plain

 幸い雲が腫れて、綺麗な富士山を見る事ができました。因みに昼から飲み続けているので、この時点で酔っ払いが多数。

 

f:id:toshihisa1527:20170329194332j:plain

 河口湖ほとりの旅館に宿泊。皆で浴衣を着て

f:id:toshihisa1527:20170330143557j:plain

 30日は東京に移動、私は東京オプショナルツアーに参加しました。

 

f:id:toshihisa1527:20170330184618j:plain

 夜は屋形船にて夕食。屋形船は初めて乗りましたが、料理の質がとても高くて同じく食べるのが好きな日本人の友人と驚いていました。

 

f:id:toshihisa1527:20170330212146j:plain

 カラオケに行きたいという人が多かったので、みんなを連れてカラ館に。

 

f:id:toshihisa1527:20170331103701j:plain

 31日は東京で終日フリータイム。私は今良くも悪くも話題の公道マリオカートに。夜は六本木にてファイナルパーティー、約30㎏のマグロの解体ショーも楽しみました。この日もカラオケに行き、最後はラーメンを食べて終了。ホテルに戻ったのは午前4時を過ぎていました。

 

f:id:toshihisa1527:20170401172712j:plain

 翌4月1日の午前はコーヒーチャット(UCLAMBAに興味を持っている方をカフェに招いての、簡単な情報交換の機会)を行い、午後はJapan Tripとは別で日本旅行をしていたクラスメイト達と巨人・中日戦を観に行きました。阿部慎之助の逆転サヨナラスリーランで終えるという、素晴らしい旅の幕切れでした。

 

 10月から準備を進めてきた今回の旅行ですが、旅行計画・資金管理・現地でのロジや時間管理など色々と気付き、学びが多いものでした。幹事として大したことは出来ませんでしたが、日本人同級生達に助けてもらいいい旅になりました。

 

読書する意味について

 先ほどこんな記事を見つけました。

 

president.jp

 

 

 リンクが無効になるかもしれないので、記事の内容を簡単に説明しておきます。プレジデント社がビジネスマン1,000人に対して、読書に関するアンケートを取っています。その結果を回答者の年収別(1,500万、800万、500万)に分析して、「仕組みで稼ぐ一流、スキルを磨く二流」と題して記事にしたものです。質問項目は、

 

  • 人生で最も役に立ったビジネス書
  • 好きなビジネス書の著者
  • 嫌いなビジネス書の著者
  • 役に立った自伝、評伝、経営者

などです。

 

 

 タイトルの元になった質問は、“人生で最も役に立ったビジネス書”で間違いないでしょう。年収800万円のビジネスマンはスキルを向上させるための本を選ぶ傾向があるのに対して、年収1,500万円のビジネスマンは『ザ・ゴール』、『エクセレント・カンパニー』といったビジネスの仕組みを理解するための本を選んでいる、という主張なのですが、まあかなり強引且つミスリーディングな記事だなあと感じました。思いついたことをいくつか挙げると、

 

  1. そもそも、読んだ本が年収に与える影響はどれほどあるのか?
  2. ランキングを見ると、年収による本の選択に大した違いは無いんじゃないか?
  3. 回答者の年齢も考慮しないと意味が無い(800万円と答えた回答者は20代中心と若く、この時期にスキルを磨く本を中心に読んで能力向上に努める。40代になるころには年収が1,500万円ほどになり、管理者として全体の仕組みを理解する本を読む必要が出てくる、という考え方も可能)
  4. このアンケートは自由回答式なのか、選択式なのか?

 

 全部には触れませんが、まず1つ目についていえば、ビジネスマンの年収を決める要素はいくらでもあって、彼らが読んでいる本を調べてみたところで大して意味が無い可能性がある、ということです。特定の本を読んだから年収が高いのではなく、たまたま運が良かったとか、勤務先企業の年収が相対的に高いだけとか、いくらでも年収に影響を与えるものが考えられるわけです。

 アンケートを取ってみる事に価値はあるかもしれませんが、この記事を読んで「よし、自分も年収1,500万円のビジネスマンが読んでいる本を読もう」と考えるのは違うと思います。もし、企業規模は年収に与える影響が非常に大きいということが分かれば、単に年収を上げたい場合、するべきことは特定の本を読む事では無く大企業に入社することになるでしょう。

 

 次に、2つめのポイントですが、アンケートの結果を表にしてみると下記のようになります。

 

 黄色に塗りつぶされたものは重複している書籍なのですが、こうしてみると結構みんな同じ本ばっかり読んでるじゃん、と思いました。この結果をもって「仕組みで稼ぐ一流、スキルを磨く二流」と結論付ける事ができるなんて、強引すぎるというか、ある意味すごいなと思いました(笑)。

 この結果だけを見ると、個人的には「ああ、年収を決めるのは読んでいる本では無いんだ。何か別の要素が大きく影響しいるに違いない」と考えたくなるものですが、データの捉え方が違うのか、記事を書いた人にはこの結果以上の情報があるのか、どうなんでしょうね。

 何年か前に、定職に就くことができない若者に密着したニュースを見ました。印象に残っているのは、その若者の部屋が映った時に、本棚に大前研一、クレイトン・クリステンセン、ダニエル・ピンクなど、そうそうたる面々の著書が並んでいたことです。これを観たときに、「どんなに評判が良い本を読んだところで、結果がついてくるわけでは無いな」と思いました。まあ、彼が単に購入しただけで、実際には読んでないのかもしれませんが(笑)。

 

 

 私自身結構本を読む方だと思うのですが、本を読む目的によっては幾らたくさん読んだところで意味が無いと思います。私は本を読む目的として、ざっくりと

 

 ①知識を入手する

 ②著名な人物の考え方、経験に触れる

 ③娯楽

 

 と考えています。③はマンガや小説なんかが当てはまるのですが、まあこれは単に暇つぶし位の幹事で考えています。特に学びなんて無くても構いません。でも、①や②の目的で本を読む場合は、学んだことがどう生かせるかが重要です。幾らたくさん本を読んでも何も生かせないのであれば、単なる時間の無駄です。逆に、とても重要な学びがありそれを生かすことによって人生が大きく変わるのであれば、たとえ1冊しか本を読んでいなくても意義があります。

 

 人によっては「本を読む事」それ自体が目的になってしまっているのではないかと思います。そうではなくて、なんでこの本を読むのか、その本を読んで自分の何を変える事ができるのか、そういった事を考えてみると、同じ本を読んだとしても得られるものは変わるのではないでしょうか。

確率思考の戦略論(角川書店)

 先日、マーケティングの授業について、「正解があって無いようなもので腑に落ちない」という感じの事を書きました。ケース課題で新製品の売り上げ予測が求められた時にも、ケースの中で与えられた数字を基に計算はするのですが、そもそもその数字を裏付けるような根拠については明示されていないことが多く、本当にこの数字に従ってマーケティング戦略を構築してよいのか?と思うこともしばしばです。

続きを読む