UCLA Anderson MBA留学記 

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TOEFL スピーキング対策、勉強法

 今回はスピーキングセクションについて。私は予備校の教材に頼るところが大きかったので、大したことは書けないが・・・。

 

 予備校に通ってスピーキング対策することのメリットは、

 

①短期間でスコアアップが狙える事。

②英語力が低くても、ある程度の高得点を安定して獲得するテクニックが得られる事。

 

の2点だと思う。もちろん、独学で満点近い得点を取ることは可能だと思うが、時間の都合上どうしても早期にスコアアップを図る必要がある方には一考の価値あり、と思う。

 

 スピーキングは全6問。お題に対して45~60秒で自分の考えを述べたり、聞いた内容をまとめたりするものである。詳しくは教材を見て頂いた方が分かりやすいと思うので、ここではあまり触れない。問題は大抵ワンパターンなので、対策は可能だし、準備をして臨む効果は大きい。

 

 採点は1、2問目と3、5問目と4、6問目がまとめて行われ、good、fair、limited、poorの4段階で表される。3~6問目はリスニング内容を踏まえて回答する事になる(更に言えば3、4問目は短いリーディングもある)ので、半分リスニング力が問われている感じ。

 

  発音に対する減点もあるので、強化するに越したことは無いが、独学での勉強は非常に難しい。先ほども言った通り、時間とお金が許すようであれば、予備校に行くことをお勧めする。オンラインで英会話の授業が受けられるサービスもあるが、アメリカ英語以外の訛りが強いものも減点されるようなので、レアジョブ等にはあまり期待しない方が良いと思う。

 

 参考までに私のスピーキングセクション得点をまとめておく。

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 日本人にはスピーキングを苦手とする人が多いようなので、まあ24点取れれば御の字かな、という感じで受けていた。表をご覧いただければ分かる通り、good1つ、fair2つで24点となるようだ。

 

 私が全セクションに共通して注意していたのは、次の3点。limited判定となったものを振り返ると、この3点のうちのいずれかでミスした事が大きいようだ。

 

1.与えられた時間一杯話し続ける。

2.早口にならないよう気を付ける。

3.主題から逸れないよう気を付ける。

 

  時々言葉に詰まってしまったり、少し考え込んだり・・・話の中に僅かな空白が出来るのは仕方がない。しかし、何秒間も黙り込んでしまうとそれは減点の対象となる。与えられた時間一杯話し続けたい。30秒くらいで言いたい事を全て言ってしまい残り時間で何も言えないとか、前半と同じことを繰り返してしまうとか、そういったことも避けたい。時間を計りながら練習して、時間感覚を養う必要がある。ちょっと時間が足りなくて、最後に言いたかったことが文の途中で切れてしまった、それくらいの感覚でも良いと思う。

 

 試験会場はたいていの場合大部屋で、何人もの受験者が同じ空間で試験を受ける事になる。会場の当たりはずれも大きいので、都会地で受ける場合は会場の評判を調べたうえで試験の予約するのが望ましい。そうはいっても、どの会場でも他の受験者の声は耳に入る。そして、自信ありげに大声で回答する受験者たちの多くはとんでもない早口だったりする。早口でないと時間内に言いたい事が伝えきれないからかもしれないが・・・。

 

 彼らにつられて自分のしゃべるペースも早くなってしまいがち。だが、決してそれにつられてはいけない。早口になると発音が悪くなり減点されたり、普段の練習で時間ぴったりに話し終えていたのが10秒くらい余ってしまったりと、悪影響ばかりである。気持ちゆっくり、アナウンサーがニュース原稿を読むくらいのテンポで十分だと思う。

 

 当然だが、求められてもいない事をべらべらとしゃべり続けても意味が無い。問題のインストラクションに忠実に、要求されていることに対して簡潔に答える事を心掛ける。

 

 ①第1問、2問

 

 1、2問目は、身近な題材について自分の意見を述べる事が求められる。私は2問とも同じテンプレートで臨んでいた。2問続けて同じような事を話して大丈夫?と思われる方もあるかも知れないが、これで3回good判定が出ているのでおそらく問題ない。

 以下のような構成で、ワード数にして110程度の文章を準備できれば、45秒間でまとめる事が出来る。

 

 ⑴主張を述べる

 ⑵理由を述べる

 ⑶具体例を述べる

 ⑷結論を述べる

   

 また、1、2問目では「具体例を示せ」という指示があるので、主張を支える具体例を準備しておく必要がある。私が準備しておいたのは以下の3つ。

 

  • 他者との交流(交流を通して新しい事を学べる、コミュニケーションスキルが上がる 等)
  • お金について(お金を稼げる、お金を節約できる等)
  • 時間について(時間を節約できる、自由な時間が増える等)

 

 さっきも述べたが、問題はワンパターンなので、この3種類について具体例を準備しておけば大抵の問いには対応できると思う。ミソは、具体例は別に架空の話でも良いという事。とにかく話しやすい内容で、簡潔に喋れるものを用意する。

 

 例えば、1問目では「あなたの尊敬する人物について語れ」といったような、身近な場所や人、モノについて答える事が要求される。Aの具体例と使うと、

 

 「私が尊敬する人物は、高校生の時の野球部のコーチだ。なぜなら、彼は野球についていろいろと教えてくれただけでなく、時間を有効に使うことの重要性も解いてくれたからだ。野球部の練習時間は限られており、少ない時間を効率よく使うことでチームは強くなり、大会でも良い結果を残すことが出来た。また、私は勉強する際にもこのコーチの教えを応用することが出来、少ない勉強時間を有効に使って大学受験にも成功した。このコーチと出会えたことで、私自身成長することが出来た。」

 

 みたいな感じになるだろうか。私が本当に使っていたテンプレートは全く違うが、予備校で習ったものなので開示は出来ない。

 

 また、2問目は「都会と田舎、住むならばどちらが良いか」といったような、2つの選択肢のうち、あなたはどちらを支持するのか答える事が要求される。

 

 都会ならAを使って外国人観光客と触れ合う機会が多くて良い、田舎ならBを使って物価が安いからお金の節約が出来る、みたいな感じで対応が出来そう。理由について本当にそうか?と聞かれれば怪しいところもあるが、そこまでしっかりとした根拠がある事は求められていないので、気にしなくてよい。

 

②第3問、5問

 

 3、5問目は2人の会話を聞いて、その内容について纏めたり、解決策を述べたりするというもの。

 

 3問目はキャンパスが舞台。大学の制度の変更に関する掲示を読んで、2人のうちの片方がそれに対して賛成または反対意見を述べる。求められるのは、その意見をまとめるというもの。最初に掲示をリーディングとして読み、その上で会話を聞く。

 

 基本的には片方が一方的に話し続けるので、途中でどちらの意見をまとめる事になるかは予想できる。後は、なぜ反対なのかの理由部分をしっかり聞き取ってメモしておく。

 

 ⑴主題に触れる。

 ⑵1つ目の理由

 ⑶2つ目の理由

 ⑷3つ目の理由(あれば)

 ⑸結論

 

 上記のような感じで簡単に構成していけばよい。最初は60秒話し続けるのに苦労するが、リスニングで聞き取れた事を上手く組み込むことが出来るようになれば、安定して点が取れる。

 

 5問目も2人の会話を聞く。ここでは、片方に何らかの(課題をやりたいがPCが壊れてしまったとか、もうすぐ授業が始まるが教室が分からない)問題が生じており、それに関する解決策が2つ話し合われる。その2つの選択肢のどちらを支持するのか、そしてその理由は何なのか、これを答える。 

 

 1.問題が何かしっかりと把握

 2.2つの解決策を聞きとる

 3.どちらの解決策が良いか(理由がしゃべりやすいか)素早く決定 

 

 会話の冒頭で問題についてさっと触れて、あとは全く問題自体に言及されない事が多いので、序盤からしっかりと集中して聞いておく必要がある。選択肢のどちらを支持するかだが、解決策としての善し悪しでは無く、喋りやすいかどうかで決める。理由は1、2問目で紹介した3つの具体例(交流、金、時間)を絡めると結構すっきりとまとめる事が出来たと思う。その上で、下記のような構成で60秒間話す。

 

 ⑴主題に触れる。

 ⑵どちらの選択肢を支持するのか述べる。

 ⑶1つ目の理由

 ⑷2つ目の理由

 ⑸結論

 

③第4問、6問

 

 4、6問目は大学での講義の一部を聞いて、その内容を述べるもの。求められているのはあくまでも内容の要約なので、自分の意見を言う必要は無い。問題に臨むにあたって注意していたことは、以下の2つ。

 

1.大まかな概要を気にしつつ、解答の際に使えそうなワードのメモを取る。

2.準備時間として与えられた20秒若しくは30秒の間で、喋りやすそうなワードを選び、どう話していくか簡単にイメージする。

 

 上記のように準備した上で、

 

 ⑴主題に触れる

 ⑵1つ目のワードに触れる+補足説明を簡単に

 ⑶2つ目のワードに触れる+補足説明を簡単に

 ⑷3つ目のワードに触れる+補足説明を簡単に

 ⑸まとめ

 

 という形でシンプルに文章を構成していく。選ぶワードは講義内容における重要なキーワード(名詞)である事が望ましい。補足説明の部分がしっかり話せれば、良いスコアが期待できる。因みに、どうしても最後時間が余ってしまったら、聞き取れた単語をつらつらと並べて「教授はこんな事にも触れていた」と加えるだけでもやっといた方が良いらしい。

 

④最後に

 

 上記を踏まえた上で、普段どのように練習するかだが、Official Guideと過去問題集の2冊を繰り返し本番同様の形式で解き続けるだけでも十分ではないかと感じた。全問に共通して大事なのは、自分なりのテンプレートを準備しておく、という事。アドリブだけで乗り切るのは相当な英語力と機転が要求されるので。

 

 自分なりのテンプレートを作成した上で問題を解き、内容に合わせて細部を変えていく。詰まることなくスラスラと喋れるようになるまで、何度も同じ問題を解いてみる。そうすれば、本番でもそれなりにまとまった回答が出来るだろう。