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インターナショナルオリエンテーション

 今週はインターナショナルオリエンテーションでした。アメリカ以外の国から来た留学生向けのプログラムで、約130人程が参加していました。今年は全体で360人程入学する予定で、内日本人は9名です。

 25か国から学生が集まっていますが、インド人が26名、中国人が20名、台湾人が10名等、留学生の過半数がアジア人です。

 

 オリエンテーションではアメリカ生活全般における注意点、大学のリソース、転職活動についての講義に加えて、チームで課題に取り組むケースコンペティションが行われました。

 日本や韓国では社費派遣が一般的ですが、大多数の学生は私費で学びに来ています。彼らにとっては転職活動、起業準備が非常に重要であり、大学側もこれを全面的にバックアップしています。ビジネススクールは「学ぶ」為の場というよりも、「転職」、「起業」の為に人脈を形成する為の場という印象です。

 

 ケースコンペティションは、ノルウェーの架空の航空会社が舞台でした。”CSR責任者がカーボンオフセットを導入しようと検討しているが、経営状況が芳しくなく役員が多額の投資に懸念を示している。長期的に見て、カーボンオフセットは利益を生むか否か検討せよ。”といった、コンサルティング業務が課されました。

 チームでケースを検討し、プレゼンテーション資料を作成、最終日に15分間のプレゼンをしました。本格的なMBAプログラムに向けたエクササイズのようなものでしたが、こういった課題に慣れていない分負担が大きかったです。

 

 

 この1週間で一番衝撃的だったのは、他国から来ている留学生たちの英語力の高さです。私のチームにはインド人、ブルガリア人、ブラジル人、中国人がいましたが、彼らのディスカッションについていくことが出来ませんでした。インド英語は訛りが激しく、2,3割しか聞き取れません。それでも私以外の学生達はインド人の言葉をちゃんと理解していたようなので、かなりの聞く力があるのでしょう。

 リスニングだけで無く、リーディング、スピーキングにおいてもかなりの差を感じました。先ず、彼らは読むのが速いです。ケースコンペティションの資料を読んでいたのですが、私より早く読み終わり、しかも私よりも深く理解していました。ディスカッション、プレゼンテーションの際にはテンポよく話を進め、時には冗談も入れながら見事に英語を操っていました。正直なところ、課された課題に対する分析力については対して感心しませんでしたが、英語力が無いと反論する事も出来ず悔しかったです。

 インドは英語公用語なので、インド人が英語でまくし立てるのは分かるのですが、台湾人、中国人達も負けず劣らず堪能でした。彼らと比べると、日本人(より正確には私個人)の英語力は酷いものだと実感しました。今流行りのポケモンに例えると、ギャラドスの群れの中でコイキングが1匹飛びはねている感じですね。

 中学校から大学にかけて、英語で苦労した事はありませんでした。むしろ、自分は英語が得意だと思っていました。その考えが、この1週間で180度変わりました。日本の一般的な学校で英語を勉強していても、国際的な場で通用する語学力は絶対に身につかない、そう思います。企業ではTOEFL730点とか860点を昇進の条件にしたり、インセンティブを付与したりしているところが増えてきていますが、そんなものでは全く足りないと思います。大学野球部の監督の言葉を借りると「クソにもならん」感じです。英語に対する取り組み方を、根本的に変えないといけないと思います。

 

 まだMBAプログラムは始まったばかりですが、こんなに刺激的な環境に身を置くことが出来て、本当に嬉しいです。英語力に関して言えば、「伸びしろしか無い」と思っています。2年後、いや1年後に振り返ってみても、成長した自分に気づく事が出来るのではないかと思います。

 

 

 

 来週から始まるLeadership Foundationという必修のクラスの予習として、数百ページのリーディング課題が出ています。数日で読み切れる量ではありませんが、まあどうにかします。