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統計学と組織行動論

 早くも8月が終わろうとしています。長いようであっという間ですね。おそらく2年間もあっという間に過ぎてしまうので、心残りの無いようにやりたい事をどんどん行動に移していきたいと思います。

 ちなみに、こちらは11月まで暖かい気候が続くようなので、まだまだ夏は終わりません。

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 昨日は宇宙産業に関する講演を聞いて、大いに刺激を受けた一日でした。宇宙工学の知識は全くないので理論等はちんぷんかんぷんですが、小さい頃から興味があった宇宙の話は聞いているだけで心が躍ります。普段出会う事が出来ない分野の方々と交流が出来たのも良かったです。

 そして今日は朝からAdersonの同級生数十人とハリウッドサインまでハイキングでした。前回と異なるルートで登ったのですが、急斜面が続く険しい山道で結構ハードでした。頂上から望むLAの街並みは、昼も夜も綺麗です。

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 オリエンテーション期間で統計学と組織行動論について学んでいますが、なぜこの2科目が最初に組み込まれているのだろうかと、ちょっと考えていました。ビジネスは経営判断の連続です。正しい判断を下すためには、情報を得て、情報を解析し、その分析をもとに結論を導き出す必要があります。インプットして、咀嚼して、アウトプットする、こういう流れです。統計学を学ぶというのは、咀嚼する力をつける為かなと思っています。情報を得たは良いが、それをどう解釈すればよいか分からないのではアウトプットのしようが有りません。

 

 では、統計学を学んで数字に強くなり、論理的に考える力もつけば十分かと言うと、そうではないと思います。そもそもどういう情報を入手すべきなのか、分析の結果をどう結論に結び付けるのか。ここで組織行動論の出番です。

 

 組織行動論の授業で印象的だったのは、そもそも人間は理性的な生き物では無いという前提で物事を考えていく点です。どれだけ論理的思考能力を鍛えようと、心理的バイアスを完全に排除する事は出来ない。そうである限り、人間、そして組織は誤った判断を下す可能性が有る。そんな感じでしょうか。

 

・自分の自動車運転技術について聞かれると、実に80%の人が平均より上だと答える

・飛行機事故で命を落とす可能性は自動車事故のそれよりはるかに低いのに、メディアで大きく取り上げられてインパクトが大きいが為に可能性を大きく見積もってしまう。

コイントスで表が5回連続で出た後に次はどちらの面が出るかと聞かれた場合、さすがにそろそろ裏が出るだろうと判断する。

 

 これらは全て心理的バイアスによる判断ミスです。数字に強くなることで避けられるミスもありますが、全ては排除できません。ゼロベースで考える事が出来ずに自分の都合のよい情報ばかり求めて誤った方向に突き進む。社会的規範(英語ではsocial proofといいますが、しっくりくる訳語が分かりません)を意識するあまり、個人としては間違っていると思いながら誤った判断を下してしまう。

 どんなに賢明な人間、組織であっても過ちを犯しうる。その中でいかにミスを減らす事が出来るか。この土台を固めるのがオリエンテーションの主目的ではないか。そう思います。

 

 ただ、スティーブ・ジョブスイーロン・マスクのような世の中を変えようとする人たちは、自分の判断が間違っていると考えている様には見えません。彼らであっても判断を誤る事はあるはずですが、それを捻じ曲げて正解にしてしまう力があるような感じですね。この辺りはまたひとつ興味深いところです。

 

 

 

 

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