UCLA Anderson MBA留学記 

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野村証券 第2事業法人部 講談社

 夏休み中に読みたかった本をまとめて読もうかなと思ったのですが、かき集めたら100冊ほどあったので、全部読み切れるのかどうか…。

 

野村證券第2事業法人部

野村證券第2事業法人部

 

 

 オリンパス事件で逮捕された、元野村証券の社員が書いたノンフィクションです。当事件に関しては、東京地裁で有罪が言い渡されていますが、著者は一貫して無罪主張していますね。

 

 本は前半が野村證券時代の回顧録、後半がオリンパス事件についての詳細と無罪を主張する根拠の説明って感じですね。私自身オリンパス事件についてあまり詳しく知りませんでしたし、この本を読んで、更にネットで調べてみても、なんだか複雑で良く分からんなという印象です。

 

 私は前半の野村證券時代の話が興味深いなと思いました。社員だったのは何十年も前の事なので今と違って当然なのですが、営業手法などはちょっと信じられないくらいえげつないですね。そんなことしていいの?これは完全にアウトでしょうという記載が満載です。まあ、そんなことを平然とやってのける位じゃないと彼みたいに出世街道を突き進めないのかも知れません。

 盛って書いている部分もあるのかも知れませんが、全くの嘘でもないでしょう。証券業界って(少なくとも一昔前は)こんな感じだったのか、という事を知るのにはいい本じゃないでしょうか。

 

 後半のオリンパス事件に関する記述はちょっと違和感がありました。野村證券時代に自分、そして営業店のノルマを達成する為になりふり構わず深くコミットして、必要とあれば自分自身で綿密な分析までしていた人間が、「これについては誰々を信頼していたので、自分は全く知らなかった」と、急に別人のように振舞うなんてことがあり得るのかな、と。まあ、無罪を主張する為にそういう書き方をせざるを得ないってのもあると思いますが。

 

 

 証券業界に興味がある人なら、読むと面白いんじゃないでしょうか。証券業界を目指している人は、逆に読まない方が良いかも知れませんね(笑)。