UCLAでMBA取った銀行員のその後 

MBA取得に至るまでの記録を残しています。今はマーケティング中心に綴っています。

Acorns 資産運用アプリケーション

いろんなFintech企業を調べてみると、全く同じサービスを展開する似たり寄ったりの企業が大量に存在するのが分かります。

 

どのカテゴリーもどんぐりの背比べ状態なので、たまに面白い発想の企業を見つけると印象に残ります。

www.acorns.com

 

Acornsは2012年創業のカリフォルニア発Fintech企業です。資産運用サービスを提供する企業はいくらでもあるのですが、この企業は投資用資金の拠出方法が特徴的です。

 

まずはアカウントを作ってクレジットカードを登録します。で、その登録したカードで買い物をすると$1未満が切り上げられて端数が投資用資金として拠出されるのです。

 

例えば$5.3のものを買ったとすると、クレジットの決済自体は$6になり、差額の$0.7が投資に回されます。

 

資金は投資者の資産状況と投資目標に応じて決められたポートフォリオに投資されます。ポートフォリオはモダンポートフォリオセオリーに基づいて構築されています。

 

この企業のもう一つの特徴は、アドバイザーにハリー・マーコウィッツというノーベル賞経済学者がいる事です。

 

この人物、ちょっと投資をかじったことがある人なら1度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?モダンポートフォリオセオリーの基礎を築いた人物です。

 

 

 

このサービス、手数料は投資額$5,000未満は$1/月、$5,000以上は年0.25%となっています。投資額が小さいうちは手数料率がかなり高くなりますが、0.25%というのは日本でよく販売されている投資信託などと比較するとかなり安いです。ある程度まとまったお金を投資に回せるのであれば、いい条件での投資が可能ですね。

 

とはいえ毎日1回買い物したとしても月々$30未満の投資額にしかなりませんから、別途好きな時に好きな金額を投資する事が可能です。投資資金の引き出しも好きな時に出来ます。

 

 

2017年7月時点でアプリケーションの登録者は200万人以上、内7割以上が18~35歳らしいので若い世代に支持されているのが分かります。

 

CEOは若い世代の人々に長期投資の重要性を教えるきっかけを作りたかったと言っていますので、まさにその狙いが的中したサービスです。投資の敷居を下げるという意味ではとてもいい発想のサービスだなと感じました。

 

今後も面白い企業を見つけたら紹介していきます。