UCLAでMBA取った銀行員のその後 

MBA取得に至るまでの記録を残しています。今はマーケティング中心に綴っています。

Fintech企業紹介 AdviceRobo 信用評価用ソフトウェア企業

1日1社、注目されている世界のFintech企業を紹介していったら面白いし自分も勉強になるなと思いまして、とりあえず始めてみます。

 

目標は3日間続けること。

 

まずはAdviceRoboというイギリスのソフトウェア企業を紹介します。

 

企業名:AdviceRobo

所在地:イギリス

創業:2013年

CEO:Diederick van Thiel

事業内容:クレジットスコアリング(信用評価)、詐欺防止用のソフトウェア開発

 

こちらが企業紹介動画です。

 

www.youtube.com

世界共通かどうかは分かりませんが、アメリカ等では融資を受けたりクレジットカードを手に入れたりする際に「クレジットスコア」というものが重要になります。このスコアがある程度高くないと融資を受ける事ができません。

 

アメリカではいくつか信用情報機関と呼ばれるところがあり、そこに各個人のクレジットカード、各種ローン、公共料金や携帯電話の支払い・返済情報(クレジットヒストリー)が集められます。

 

信用情報機関はその情報を基にして個人の信用力の物差しとなるクレジットスコアを計算するわけです。

 

ただ、人によっては返済能力があるのにもかかわらずクレジットヒストリーが不足しているからという理由で融資を断られる場合があります。

 

これは本来融資するに値する人であるにも関わらず申し出を断ることになるので、融資顧客はもちろんの事、金融機関にとっても機会損失を生むわけです。

 

このAdviceRoboという企業は、信用評価の付与に際して従来のクレジットヒストリーに加えて個人の行動様式に関するデータも収集・分析してクレジットスコアを割り出すようです。ビッグデータ機械学習を利用している、とウェブには記述があります。具体的にどのようにしてデータを収集するとまでは書いてありませんでしたが、SNSの利用データ等を採用しているのかなと推測します。

 

何処のニュースで見たか忘れましたが、クラウドファンディング(融資型)で資金を集める人達が資金募集の際にサイトに記載する文章を分析すると、ちゃんと返済する人と踏み倒す人とで頻繁に使われる単語には傾向がみられる、という分析がありました。こういった一見何気ない情報を大量に集める事で、融資審査の精度を上げることができるという可能性を示唆しています。

 

より多くのデータを基にクレジットスコアを算出すれば、より正確な個々人の信用度を測る事ができるかも知れません。これまで排除されてきた人たちに融資の機会をもたらすと同時に、本来融資すべきでない人たちへの融資を控える事もできるはずです。いずれにせよ、より顧客の信用度を正確に評価した上で適切な利率を適用する事ができるわけですね。

 

現在AdviceRoboはヨーロッパで小規模融資を提供する企業を顧客として抱えているようです。

 

そのうちビッグデータを用いた信用評価が当たり前になるでしょう。