UCLAでMBA取った銀行員のその後 

MBA取得に至るまでの記録を残しています。今はマーケティング中心に綴っています。

Fintech企業紹介 Agribuddy 農業支援アプリ「AGRIBUDDY」の運営

6社目ですか。

 

今回はAGRIBUDDYというアジアの企業を紹介します。

 

本社は香港ですが、主にカンボジアでサービスを展開しています。

 

企業名:Agribuddy

所在地:香港

創業:2015年

CEO:北浦 健伍

事業内容:農業支援アプリ「AGRIBUDDY」の運営

 

www.agribuddy.com

CEOが日本人という事で日本の農業関連のウェブページでも紹介されていますので、日本での認知度が結構高いかも知れません。

 

ざっくりというとスマホアプリを通じた農業支援サービスを行っている企業ですね。元々カンボジアの農家に関するデータは殆ど収集されておらず、どれだけの農家がいてどれくらいの収入を得ているのかといった事が分からなかったみたいなんですね。また農家も農業に役立つ情報の入手が難しく、ノウハウを知らないまま作るところも多かったようです。

 

で、データが無いものだから当然金融機関から資金的援助を受ける事も出来ず、排除されてきたと。

 

仕組みは次のような感じです。AgribuddyのエージェントであるBuddyが各農村にいて、更にそのBuddyの傘下に沢山の農家がいる。農家は自分の農地のデータや、栽培している作物の種類、その日にどういった作業をしたといった事をアプリを通じて報告します。

 

Buddy達はこのデータを基にして適切な時期に農業資材を販売したりできます。

 

また、このようなデータを蓄積すれば農家の将来の収入についても予測ができ、信用判断に利用する事ができます。そのデータを金融機関と共有する事で、農家が農業に必要な資金を融資してもらう事も出来るようになるわけです。

 

Agribuddyは複数の農家と提携を結ぶことでまとまった量の作物を仕入れ、大量買い付けを希望するバイヤーに販売する事も出来ます。農協に近いモデルだと思います。

 

 

これまで金融の恩恵を受ける事ができなかった人達、金融の市場から排除されてきた人達に大きな変革をもたらすという意味で社会的意義が大きく、興味深いビジネスだと思いました。

 

今後は他のアジア諸国、アフリカ等への展開も視野に入れているそうで、これからの動きに注目しておこうと思います。